アルコールを分解する時間 その2

こんにちは。池本です。

前回「アルコールを分解する時間 その1」を書きましたが、今回はその続編です。
読んでいない方は、下の記事を読んでからの方が面白いと思います。

アルコールを分解する時間1

アルコールを分解する時間 その1

2020年8月19日

前回はアルコールを飲んでから、どれくらいの時間で呼気に反応が出て、どれくらいの時間で身体から抜けていくかを検証しました。

今回は「胃の幽門が閉まるような食べ物を食べたあとで、前回と同じビールを飲んだら、呼気に含まれるアルコールが減るのでは!?」という検証です。

先に結果を言うと・・・予想通り減りました!が、増えました?(笑)
面白い結果になっています。解説していきますね。

牛肩ステーキ300gを食べてから実験

私はステーキを焼くのが好きです。
昔は「家でステーキ焼いても固くてボソボソして美味しくない・・」だったのですが、何年か前からちゃんと料理しようと思い立って、今では肉焼くのが趣味になっています。

・・・焼き方はまた別の記事に書きますね。
とにかく、スーパーで300gくらいのステーキを買ってきて焼いて食べました。

食べ終わってから、前回と同じく3分でアサヒスーパードライ350mlを飲み干す。(気持ちは食べながらゆっくり飲みたかったです!)


それから10分おきに呼気を調べてみました。

結果は・・・

  • 10分後:0.07mg/L(前回0.25)
  • 20分後:0.12mg/L(前回0.16)
  • 30分後:0.08mg/L(前回0.08)
  • 40分後:0.05mg/L(前回0.07)
  • 50分後:0.00mg/L(前回0.05)
  • 60分後:0.00mg/L(前回0.00)

 

予想通りですね!ちゃんと幽門閉まっている!!

20分後に0.12mg/Lと呼気のアルコール量が増えたのは、一瞬幽門を開いて腸に肉とアルコールを送ったのかもしれませんね。

今回、想像よりかなり低く出たので「計測ミスか?」と何度か計測してみましたが、数値は変わらず。そこそこ信頼できる値だと思っています。

幽門を閉じてアルコールをゆっくり吸収させる説、正しいようです。

ただ、摂取するトータルのアルコール量は変化ないはずなので、飲み過ぎにはご注意を。

でも肝臓がアルコール分解できる量を超えないように少しずつ吸収していくというのは、二日酔い対策には非常に有効だと思います。

なんのことはない、昔から言われている「お酒ばっかり飲まない。食べながら飲む。」ということでした(笑)

次回の計画

酒飲みの皆さんはこう思うはず。

「ステーキを食べながら飲むとアルコールの吸収がゆっくりになることはわかった。でもどちらかと言うと食べながら飲むことが多いよ。いつも通り飲んで二日酔いにならない方法はないの?(水はあまり飲みたくない)」

あなたのいつも通りは計り知れないですが、、、がその気持ち分かります。

そんなあなたに、ビタミンCの実験をしようと思います。
難しい話はまた今度しようと思いますが、ビタミンCはアルコールの(正確にはアセトアルデヒド)の代謝を助ける働きがあるといいます。

ビタミンCサプリメントを飲んだあとに、またビール350mlを飲んで実験してみます。

・・・人体実験ブログやな。

また次回をご期待くださいませ。

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ABOUTこの記事をかいた人

池本 昭之

分子栄養学認定カウンセラー、食生活アドバイザー、ワインエキスパートな人。お酒は何でも好きだが、自然派ワインでワインと健康に目覚める。 いつまでも美味しいお酒を飲める体づくり&体に優しい手作りのおつまみを研究している。